今回は、精神科医の樺沢紫苑氏が著した「学びを結果に変えるアウトプット大全」より、学び方のご紹介です。
私たちは、本を沢山読んだり、研修を受けたりすると、「勉強頑張ったなぁ〜。」という気分に陥ります。しかし、いくら本を読んだり、研修を受けたりしても、アウトプットしなければ意味がないというお話です。
「学習のコツ」は、ただ学んで終わるのでなく、実際に書く・話す・行動するというアウトプットが大事だったのです。
長期記憶のために
長期記憶させる為に、学んだ情報は「2週間以内に3回復習しましょう!」
(人によっては、1週間以内に3回がお勧めという人もいます)
人間はそもそも忘れる生き物です。
「エビングハウスの忘却曲線」は、入手した情報がどれだけ記憶に残っているかを示していて、
1時間後には56%、
1日後には74%
忘れてしまうと言われます。
学んだ情報が大切である事を脳に知らせる為に、
短期間内の複数回アウトプットが大切なのです。
インプットとアウトプットの割合
・インプット(読む・聞く・見る)とアウトプット(話す・書く・行動する)の黄金比率は3:7
聞いて終わり(ザル聞き)、見て終わり(ザル見)にならずに、実際にアウトプットして記憶しやすくしましょう。本人にとってさほど興味・関心のないお勉強などの内容がまさにこの割合が適していると言われます。
ちなみに、本人にとって興味関心の高い分野(好きな人やキャラクター)などは、さほどアウトプットしなくても簡単に覚えられるのは、ドキドキワクワクの感情が併存しているからこそと言われます。
さいごに
今回ご紹介させて頂いた情報は、あくまでも一般的にお勧めされている情報です。
体と心の健康が整っていなければ、学習どころではなくなります。
また、発達の遅れや凸凹があると覚えづらくなる事も多いに考えられます。
「お勉強を頑張っているのに、身にならない」と言われる保護者の方々に、まず覚えやすくするコツの割合をご紹介できればと思いました。
どんなにアウトプットを繰り返しても進みづらい時は、他の原因が考えられます。
その原因を理解する事が大事です。
そんな時は、お近くの療育関係者に相談してみてくださいね。
〜こみゅばんばん〜
引用文献:「学びを結果に変えるアウトプット大全」
著者:樺沢紫苑
コメント