『自分自身と対話するコツ』

自分自身と対話するコツ 本の紹介

 今回は、野口嘉則先生より

自分の内面と向き合う為のコツを

お知らせいただきました。

そのコツとして、

兼好法師(吉田兼好)が記した

「徒然草」を読んでみましょう、という

図書紹介がありました。

この「徒然草」は、江戸時代から

現代に至るまで、売れ続けている

ベストセラーなのだそうです。

ただし、若くて未熟な段階で読んでも

中身が入りづらく、人生半ばの

成熟期の方にお勧めの本なのだそう。

ちなみに、本を読む時にお勧めの方法として

著者と対話するように読むと

中身もスーッと浸透しやすいとの

秘訣もお知らせいただきましたので

その読み方が、自分に合うようであれば

参考にされてみてください。

今回は、その「徒然草」の中身から

大切な要素のご紹介まとめです。

徒然草より

「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」

訳→美しいもの、満開の花や満月など、その状態だけが素晴らしいわけではない。満開に至るまでの途中の段階も、満開が過ぎて散りゆく姿も風情がある。完璧な物だけが素晴らしいわけではない。

「雨にむかひて月を恋ひ、たれこめて春の行方知らぬも、なほ、あはれに情け深し」

訳→雨が降っていて見えない月を恋い慕う、閉じこもった状況下でも春の移り変わりを感じる事ができるという奥ゆかしい心情を表している。

「すべて、月・花をば、さのみ目にて見るものかは」

訳→満開の花や満月など完全な物も美しいが、不完全な物や未完成な物も、また美しく味わいがある。

「よろづのもの、よそながら見ることなし」

訳→何事においても距離をおいて俯瞰してみる事が大事。

「今日まで逃れ来にけるは、ありがたき不思議なり」

訳→今日まで死なずに生きて来れたのは、ありがたい奇跡なのである。「死」は予期せず、全ての人に突然やってくることもありうる。「今、この瞬間を大事に生きることがかけがえの無い価値がある」

「初心の人、二つの矢を持つことなかれ」

訳→初心者は、弓を射る際に、2つの矢を持ってはならない。2つ目をたのみにしていい加減にしてしまう心が生じるので、毎回、この矢で決めようという決意を持って行うべき。

「命は人を待つものかは」

訳→命は人を待ってはくれない。何よりも一番大事なことに命を使おう。その為にも、やらないことリストを作り実践すること。

以上が、野口先生のお気に入りフレーズでした。

さいごに

 刺激に対して、すぐに反応せず

俯瞰してみる。リアクション大に

生きてきた私にとって

ハードル高めの課題ではあります。

諸行無常で、刻々と変化する事こそが

真実であることを胸に留め、

自分が本当に、エネルギーを注ぎたい事に

尽力したいとも思いました。

その為にも、1日の終わりに

今日は、どんな日だった?と

振り返り、今後、どんな世界にしたい?かを

残す徒然草のような日記が

今後の糧になるのかもしれないと

感じたテーマでした。

皆さんの命を注ぎたい事は何でしょうか?

そのテーマが、見つからない時は

動いてみること、日常の中からでは

見いだせない非日常の中に

ヒントは隠れているとも言われます。

自分の心を満たすだけでなく、

周りの人の心をも動かす事ができる

そんな空間が持てたなら

幸せだなぁと思う私でした。

今日も最後までお読み頂き

ありがとうございました。

〜こみゅばんばん〜

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