『ラボ式 ペアトレ(前半)』

ペアトレ ペアトレ

今回は、ラボ式ペアトレのご紹介です。

学びは、「完璧な人はいません。

完璧な親も居なければ

完璧な子どもも居ないのです

というこの言葉からスタートしました。

ペアトレは、困った行動を減らし、

良い行動を増やすという行動療法です。

効果が得られやすいのは

4〜10歳くらいまでのAD /HDタイプの

お子様に向いていると言われています。

セッション①子どもの行動の分類

 まずは、子どもの行動を保護者様に、

好ましい行動、好ましくない行動

危険・許し難い行動の

3つに分類していただきます。

①好ましい行動を見つけ、肯定的な注目をします。

②好ましくない行動は、見て見ぬふりをして好ましい行動に置き換えて誉めます。

③危険・許し難い行動は、制限を設け必要に応じてペナルティを与えます。

(ちなみに、藤原先生は、余程でないと、ペナルティを使わないそうです。

ラボ式の制限・ペナルティとは、事前に約束をしておき、約束を守れず

危険・許し難い行動をとった時に、取り出して落ち着く時間を設けます。)

子どもの行動を3つに分けるというこの宿題を保護者様に、していただく事により、

俯瞰して子どもの行動を見守る

時間が必要になります。

肯定的な注目は、肯定的な行動を引き出し

否定的な注目は、否定的な行動を引き出します。

まずは、意識して心地よい声かけを

増やすことに焦点をあてていきます。

セッション②肯定的な注目を与える

 子どもの好ましい行動を増やすために、

承認します。

<誉め方のコツ>

・タイミングは、良い行為をしている途中で。

・視線や体は、近づいて、下から目線で。

・表情は、穏やかに笑顔で。

・声は、暖かくして明るく。

・言葉は、短くシンプルに。批判は避ける。

・子どもの行動を褒めるetc

ロールプレイで、親役、子ども役など

実際にやってみると、

この声かけの効果が実感できます!

私も保護者様と、何度か

トライした事がありますが、

皆様、一様に

「この声掛けの仕方では、動きたくないかも」と

反省コメントを頂く事が、多々がありました。

また、

「こんなの、うまくできない」と

おっしゃられる保護者様には、

余裕がある時間を確認して

どの時間のこんな場面から

トライしてみてください」と

脚本作りまでして、帰すこともあるのだそうです。

セッション③効果的な指示の出し方

 効果的な指示の出し方は、

穏やかな笑顔と、温かな眼差し

伝える事です。

指示・命令するというより、

淡々と伝えることをお勧めします。

この際、子どもが大きく嫌がる時は、

4回目くらいで、いったん

離れタイミングを外すこともポイントです。

このような時には、

相手に選択肢を与えず、

「○○するよ」と伝えます。

事前に見通しを持たせることや

「一緒にしよう」と伝えることで

子どもも、「それじゃやるか…」などの

気持ちに変わりやすいようです。

さいごに

 このペアトレを受講する保護者様に

おすすめしたいのは、

コントロール思考を減らし

ママの健康度を一番に保つこと。

そして、心にゆとりがあって、

自分のコンディションが

整っている時に、

女優になったつもりで

やってみることです。

どんなことも

時間に追われ焦っている時は

適切に対応する事などできません。

実践を薦める私たち職員もですし、

ママ・パパの心も穏やかな

時に、やってみることをおすすめします!

また、パートナー間とのやり取りで

モヤモヤする時は、

「どうか、私を信じて応援して」

可愛くパパにアピールしてと言われました。

今回も、素敵なメンバーの方々と

心温まる学びをさせて頂きました。

皆さん、お付き合い頂き

ありがとうございました。

ペアトレは、行動を変容させる

行動療法ではありますが、

私は、変容させるというより

温かな関係を築く方法なのではないかと

思いました。

ラボ式後半の学びも、

発信していきたいと思います。

今日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

〜こみゅばんばん〜

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