今回は、松永正訓(まつながただし)著「〜小児科医が伝える〜オンリーワンの花を咲かせる子育て」の感想です。松永先生は、千葉大学医学部を卒業後、小児外科医として、20年間大学病院勤務後に、「松永クリニック」を開業し、一般の子どもたちの他にも、染色体異常や発達障害など様々な子どもの成長を地域でサポートされている小児科医です。
「抱き癖」は積極的につけよう!
我が子が愛おしいあまり、泣いていては可哀想だと、母親が抱っこしてあやすのは、ごく自然なことです。書籍の中には、8ヶ月の赤ちゃんが祖父に抱かれた際に、泣いてしまい「抱き癖をつけ過ぎでは?」と指摘された事について、松永先生に相談された内容が紹介されていました。実は、このような指摘は、私が子育てしている時にも、親戚より同じことを言われ、もやもやしたことを覚えています。松永先生は赤ちゃんの訴えに対し、おむつを替えたり、おっぱいやミルクあげたり、抱っこをしたりして、愛を浴びせてほしいと言われています。他にも、ハグして身体全体で、愛を与えることで、幸せホルモンが出て健やかに育つとも言われます。是非とも、しっかりハグして愛されている感を満たしてあげてください。
世界で突出した日本の過保護な子育て⁉︎
経済大国日本では少子化も進み、合計特殊出生率(1人の女性が、生涯に産む子どもの数)も2020年統計では1.34と低水準が続いています。
とある外国人が、日本の自宅に招かれた際に、お母さんが子どもたちに、あまりにも「あぶない!」「だめ!」声かけしていたので、この外国人は子どもたちの名前が「あぶない」と「だめ」だと思ったのだそうです。
怪我をすることを奨励するわけではないが、大きな怪我に繋がらない範囲で、転んだりぶつかったりすることも大切な学びに繋がります。
「遊ぶ事・勉強すること」だけが、子どもの役割ではありません。子どもが興味・関心を持ったその時から、家事でもなんでも一緒に取り組んで楽しんでみませんか?
最後に
どんな子どもでも、母親の存在は絶大です。その絶対的安心感を与える方法の一つがハグなどのアタッチメントだと思います。「もう赤ちゃんじゃないから」と思わず、本人が嫌がるまで、ハグして「いってらっしゃい」と送りだして頂きたいです。
松永先生の言われる「やり過ぎないことの大切さ」を意識して、こども自身の動きが、どのような結果につながるのかは、見守ってみようと思います。
ポイントは「○○しなければならない!ではなく、○○したい!」と思うマインドが大切です。
そうでないと、母は倒れてしまいます。無理のない範囲でを心がけましょう!
〜こみゅばんばん〜
参考書籍「〜小児科医が伝える〜オンリーワンの花を咲かせる子育て」
著者:松永正訓
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