『人間関係を通して自分を確立する』

人間関係 学び

野口嘉則先生のオンライン塾3回目のテーマは、

人間関係を通して自分を確立する』でした。

人間関係と言えば、他人との関係だと

思われるかもしれませんが、

実は、自分」という名の人間と、いかに

向き合っていけるかがポイントでした。

適切な境界線(安全基地)の引き方について

・人間は、嫌なことや気が乗らない事に対し、

 「イヤ」と伝え断り続けることにより、

 自分の中での良し悪しを判断する基準を

 作っていく。

・第一次反抗期に、「イヤ」な場面を経験し、

 たくさん伝え自我を確立していく事が大事。

・自分にとって「イエスorノー」を考え、

 「ノー」を伝えていく事で、境界線を

 強固にしていく事ができる。

つまり…

・嫌な事に対して、「イヤ」を伝え断れると、

 自分の内側に安全な境界線(安全基地)を作れる。

境界線が曖昧で弱いと、他人の提案や要求を、

 断る事ができない。

*転校を繰り返し、どの場所に行ったとしても、いじめを受けやすい子どもの特徴として、

境界線が弱く、何でも笑顔で「いいよ」と受け入れてしまう事が言われている。

相手に本当にやめて欲しい時は、

 笑顔でなく真顔で「やめて!」を伝えること。

人は、自分の要求を大切にできるように

 なると、相手を尊重できるようになる。

子どもが、親や大人に秘密を持てる

 ようになることは、心の成長に

 必要なプロセス。

暗黙の了解や察する文化

・多くを語らずとも、察して汲み取り

 動いてもらえると、とても居心地良く感じる。

・心理学的に言うと、2者関係(母と乳幼児)で、

 言葉を介して伝えられない時期は、

 大人である母親が気持ちを察して肯定し、

 働きかける大切さを言われる。

・おしゃべりが得意となってからは、

 三者関係(母と子どもと他人or言葉

 orルールなど)で動いていくことが大切。

何でも、こちらが汲み取り察して

 動いていると、相手に、「甘えの心理」を

 生じさせる事となり、逆に「心理的退行」を招く。

・不機嫌になれば、周りが何でもやって

 くれると、ワガママを助長しかねない。

・日本では、”察する文化”を重視するあまり、

 他文化圏であまり見られない

「対人恐怖症」が多い事を言われる。

適切な三者関係を築く為にも、

 察しすぎずに『言葉』で伝え、

 確認し合うこと。

・境界線を引いたときにも、引かれた時にも、様々な感情が湧いてくる事になる。

それら感情を、自分に対し、

 「寂しかったね」「悲しかったね」と

 受け止めていくことで、自己確立が

 進む事になる。

【註釈】

Q .いつも強烈に「ノー」を伝える人は、ワガママにならないのか?という質問に対して、

野口先生は、以下のように答えています。

<<人間の尊厳を守る権利>>(例)

・自分の事を自分で考える権利

・自分の進路を自分で決める権利

<<権利ではない欲求パターン>>(例)

・親が子どもの進路を、こうしなさい!と主張する

・夫婦2人で話し合って決める出来事を放棄する。

ポイントは、アドラー心理学の「課題の分離」です。

1つ1つの出来事に対し、

これは誰の課題なのか?

その選択によってもたらされる結末を

最終的に引き受けるのは誰か?」という視点から、

自分の課題と他者の課題を、分離していく必要があると述べています。

また、いつも強烈にノーを伝える人は、実は、幼児性が高いと言われます。

自我が成熟していて境界線もしっかりしている人は、

余裕もあるので、自分軸に従って、

柔らかく、理性的に、暖かい表情で、

「ノー」を伝える事ができるのだそう。

さいごに

 この回でも、自分の感情を大事にして

自分を信じることの重要性が語られていました

自分自身を信じられるようになる事が、

他人との人間関係に、思いもよらない

影響を及ぼすものなのかを意識して

感じている最中です。

今後も、学びを実践していく中での

自分の感情を表現できればと

思います!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

〜こみゅばんばん〜

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