野口嘉則先生の1回目の講義を受けました。
自分なりのまとめとアウトプットです。
精神科医・心理学者であったユング博士は、
人生前半を「自我の確立」(自分という人間の土台作りを行うこと)
人生後半を「自己実現」(自分らしい人生を確立すること)と
言われています。
また、「自我の確立」の為に必要なのは
ありのままの自分を受け入れること。
その為にも、心の中に安全な領域を確保し、
安心感を育む事が重要となります。
心の安全基地を守る方法は、
様々な方法がありました。
適切な守り方とそうでない守り方が
あるようです。
様々な守り方を知り、
ご自身に合った守り方が
見つけられると幸いです。
守り方
・アクティングアウト
アクティングアウトとは、自分では抱えきれない
感情や葛藤を、行動や態度にして
表すこと、もしくは紛らわすことです。
相手に対し、怒ったり怒鳴ったりするのもその1つ。
自分自身に対し、過食や浪費、ギャンブル依存などで
高揚感を得ることもそうです。
このアクティングアウトとして、
行動が現れる時には、第二感情としての
怒りに変えて、紛らわしているのだそう。
その前に、何らかの出来事に対し、
悲しいな、惨めだな、などの
向き合いたくない第一感情に、
直面することを避けていることから
生じていると言われています。
・躁的防衛
躁的防衛とは、自分を躁状態(気分が高揚した状態)に
保つことにより、直面したくない感情から
自分を守る方法です。
この守り方は、アルコールやギャンブルなどの依存症に
陥りやすく、後に反動が生じて
極度な体調不良や自己嫌悪となりがちです。
<健康的な守り方>
・人と適度な距離を取ること
・メガネやマスクを身につけること
・お化粧
・資格や肩書き
・実績や業績
・スキルや知識
・歌や音楽
・心の支えとなる言葉や考え方や本
・信仰心
・縁起かつぐ
・尊敬する人やメンターの存在
・自分時間
・変わらないリズム
・スルースキル
感情に向き合うことの大切さ
第一次感情として生じた、
「虚しい、悔しい、寂しい
◯◯したかったのに…。」
などの言葉を、優しく落ち着いて
自分に、声を掛けてあげてください。
子どもや他人に対しても同じです。
思い通りにいかず、
感情的になっている子どもに対し
根気強く「◯◯したかったんだね」と。
望み通りの結果が得られなくても
人はそれだけで、認めてもらえた!
という安心感や肯定感が得られます。
そのことで、次につながる
行動が起こせます。
守りの内在化について
小さな頃から甘えられず、早くから自立を強いると、
思春期以降に、問題が表面化しやすくなりがちです。
子どもの頃、存分に甘える事ができた子どもほど
心理的に自立できる。
子どもにとって、最大の守りは
自分の甘えを受け止めてくれる親(大人)の存在である
さいごに
自分を守る方法は、1つとは限りません。
他人が「良いよ」と勧めるから、その方法を
取り入れるのではなく、自分で自分に尋ね
「やってみたい!」と思える事を実践し
取り入れてみてください。
長めの記事を最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
〜こみゅばんばん〜
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