『療育の最たる目的』

療育の目的 学び

研修を受けていて

ハッとさせられたのは、

療育の目的でした。

「療育」と言えば、できない部分を

いかにできるようにしていくか?という

イメージをお持ちの方も多いのでは

ないでしょうか?

以前の私も、どのように支援すれば

できるようになるのか?

できやすくなるのか?

そのような視点ばかりを重視して、

よく研修会に参加していました。

発達支援のスペシャリストである藤原里美先生も

精神科医の本田英夫先生も

「療育の最たる目的は、2次障害の予防」

だと公言されています。

自傷行為や他害、薬物問題などなど

やむを得ず病院受診や入院する子ども達を

見てきた事をきっかけに、藤原先生は

「子どもを1ミリも変えない」

全肯定のスタンスでの発達支援を

行う事の大切さを伝えていくようになりました。

私自身、支援する中で

うまくできない子ども達を

できる子にしようと、気合十分で

関わろうとすると、反発にあい

思うように進みませんでした。

子どもたちは「あなたの思う通りには

なりません!」という様子です。

保育も療育も、基本のきは、

子どもの情緒を安定させ

本人のペースや

やりたい気持ちを尊重すること。

「できないあなたが悪いのだから、

健常者に近づけるように頑張りなさい」

このようなスタンスで支援していると

上手くいかないことを実感しています。

できないことをできるようにするには

とてつもない労力が必要となります。

発達がゆっくりであればあるほど、

できるようになることは

ハードルが高くなります。

大切にしたいポイントは、

その子の人生にとって、

本当に幸せな生活とは?

を意識してみる事です。そして、

本当に幸せな姿の正解は

人それぞれです。

自分なりに納得できる

支援ができる様に

子どもを知る努力から

意識してサポートしていきたいと

思いました。

今日も最後までお読み頂き、

ありがとうございました。

〜こみゅばんばん〜

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