『思い込みの蓋してませんか?』

思い込み 学び

少年野球の指導者として「心の野球の重要性」を発信し続けている年中夢球(本間一平)さんの講演会に参加しました。私たち家族が本間さんのお話を聞くのは2回目です。長男は、昨年もオーディエンスに尋ねられた内容を覚えていたので、自信あり気に手をあげ応えていました。今回、心に響いた内容は少年野球にのみならず、子育てや仕事など、あらゆる事に共通して捉えることができると思い、今回の講演会の内容の一部と感想をblogにまとめてみました。

”思い込みの蓋”

・「どうせ僕は背が低いから、レギュラーになれない」

・「うちの子は、細いから打てない」

・「言葉で表現するのは苦手だから、人前で話せない、声が出せない」など

子ども自身や親を始め、周りの人によるマイナスの思い込みが、子ども自身の成長しようとする力を弱めてしまう場面がある。自分の心や体の特徴を理由に「どうせ○○だから、できない」と。そのように自分の努力を必要としない方向に、楽な方に、”思い込みの蓋”をして、言い訳をしている間は、期待する結果は得られない。

足が速い子どももいれば、遅い子どももいる。声を出せる子どももいれば、出せない子どももいる。世の中には、色々な特性を持つ子どもがいるけれど、その子どもたちが「どうせ○○だから、できない。」と思い込む環境を大人が作ってはならない。むしろ、「○○だけど、コレはできる!」と思える仲間づくりのサポートを我々大人が心がけたい。

サポーターになろう!

【 3種類の応援の仕方 】

ヘルプ:子ども自身が出来る事でも、1〜10まで手を出す大人

アシスト:子どもが困っている時に手伝う大人

サポート:困った時でも、まず子どもに考えさせる大人

子どもたちの成長を願わない親はいない。同様に、子どもたちの失敗や挫折を見たい親もいない。けれど、子ども(人)は失敗や挫折を糧に大きく成長するきっかけをもらう。その際、なぜ失敗してしまったのか?その失敗を繰り返さないために、何を心がける必要があるのか?
そのことを、落ち着いて話せる安定した信頼関係が大切。そんなモヤモヤを解決してくれる手がかりとなるのが「野球ノート」(メモをとること)である。

そもそも、「何のために、声出しが必要なのか?」「何のためにミーティングが必要なのか?」そんな根っこの部分に気付けていなかったりすることさへある。我が子だけの成長を喜ぶのではなく、そのチーム(組織)に所属する子ども達みんなを応援できる大人がいてこそ、まとまりのあるチームを作っていくことができるのだと。我々大人は、子どもたちのチャレンジの芽をつむことなく、見守る姿勢を忘れてはならない。

最後に

「結果よりも経過を大事に!」と、あらゆる教育本によく記されているのを目にします。その原因は、試合やテストなど、結果ばかりを重視された声掛けは、子どもたちの自己肯定感を落としかねないからです。

今日の試合は勝てた?

今回のテストは何点だったの?etc

上記のような声かけよりも、

今日の試合では○○が上手になっていたね。

今回のテストは、前回ミスしていた○○の部分が解けていたね。etc

このような経過重視の声掛けをされると、自分のことをよく見て理解してくれているなあということが伝わりやすくなるのではないかと思います。

我が子には野球が上手くなって欲しい思いがもちろんあります。

それ以上に、みんなで一生懸命練習してスキルアップし、もぎ取った一勝の嬉しさを堪能できたなら、こんな幸せなことはないのでは?と思うのです。逆に、一生懸命練習したからこそ「試合に負けることがこんなに悔しい」と感じられる貴重な体験も大事だと思っています。

まだ小学生だからと言われますが、もう小学生です。

子どもたちの成長を信じて、経過を大切にする関わり方を、もっと意識する必要があると感じた講演会でした。また、来年も両親やチームのみんなと、年中夢球さんのお話しが聴けることを楽しみに待ちたいと思います。

〜こみゅばんばん〜

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