「寄り添う」という言葉を、耳にします。
具体的に『寄り添う支援』とは、どのようなものなのでしょう?
大切な「寄り添う」を考えた、今年最後のblogです。
「子どもに寄り添う」とは?
・「○○しなさい」と、指示ばかりしない
・脅さない
・「○○していい?」と子どもに尋ねてみる
・教える事が多いほど、子どもの学びは少なくなる
・子どもの事をどんどん話し記録に残しておく
・子どもが、どうしてそのような行動を起こしているのか?の分析を行い、対応方法を検討する
・「困っていることは何?」尋ねてみる or 探ってみる
・結果ばかりを重視しない
・遊びやワクワクを学びと捉え、そのプロセスを大切にする
これまでの教育は、「右ならえ右」のように押しつけの教育でした。
子どもたちに考えさせ、トライさせ、うまくいかなかったところを
試行錯誤させる習慣が圧倒的に不足しているように思います。
「子どもに寄り添う」とは、
チャレンジさせ、子どもと楽しむ時間を大切にする
ということなのではないかと思います。
「保護者に寄り添う」とは?
・接触を多くして、顔見知りになる
・最初から「ネガティブ情報」を伝えない
・「ポジティブ情報」と「ネガティブ情報」を伝える割合は「 5:1 」
・「お家ではどうですか?」と、自宅での様子を聞いてみる
・「一緒に考えさせて欲しい」と伝える
・保護者の方の希望や訴えを、頭から否定しない
肝心なのは、当事者意識を持ち、どのような声かけをされたら、
前向きに子育てできるのかを考え、話をする事。
行事や参観がなくても、保護者方との発達共有は可能です。
送迎時の挨拶、連絡帳でのやりとり、定期的な面談などで
信頼関係を築き、少しずつナイーブな話も進められるように
つとめてみてはいかがでしょう。
私も学び、対応できる知識・技術を準備しておきたいところです。
「職員に寄り添う」とは?
・現場の職員が全員で話し合って納得する方向で動く
・新しい取り組みを行う際は、皆に同意をもらって始める
・反対意見をネガティブに捉えない
・メリット(良い側面)もある一方で、(悪い側面)もあるのは自然なこと
・負担軽減の為の効率化に重点をおくのではなく、職員が子どもたちの為に、
「やってみたい」を応援できる環境作りのサポートを行う
・身体と心を癒せる休暇の取りやすい環境作り
・働き甲斐のある環境作り
・学びのための環境をサポートする
現場の職員が納得できる方向での話し合いをもち、
それらを支援できる環境が大切なのだと思います。
最後に
「人は長所で尊敬され、短所で愛される」のだそう。
欠点は「欠点ではなくて、自分に欠かせない点」
どんな自分でも、「今の自分って最高!」という
セルフイメージを持てたら、明るい未来はやってきます。
日本の子どもたちにそんなセルフイメージを
持たせる事ができたら、少子化なんて
なんのそのです!
主体は子ども。
子どもたちが目をキラキラさせているものは何なのか?
子どもたちがワクワクしているものは何なのか?
やらされる保育・療育・子育てではなく、
「子どもたちが、やってみたい!」
「子どもたちが、頑張りたい!」を
応援できる環境を構築できればと思います。
2022年も、大変お世話になりました。
家族を始め、関わっている全ての人たちに思いを込めて
ご挨拶させて頂きます。
「今年も、ありがとうございました✨」
〜こみゅばんばん〜
参考情報:未来会議「子どもを見つめる、子供の声を聴く」講演:大豆田啓友
:未来会議「理想の園作りを考える〜子どもを真ん中にして語り合う意味〜」講演:汐見稔幸
:未来会議「保護者を園の味方にする」講演:山本ユキコ
:未来会議「気になる子供の保護者対応」講演:山本ユキコ
参考書籍:「3秒でハッピーになる名言セラピー」著者:ひすいこたろう
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