「療育」という言葉を聞くと、
特別な支援を必要とする子どもの為の
支援だと思われがちです。
確かに、ひと昔前は
「療育」=特別な場所で特別な指導や訓練を
受けるという状況がありました。
その考え方が、今、見直されてきています。
詳しくは、可変性に関する記事を
まとめていますので、気になる方は、
こちらをご覧くださいませ。
藤原里美先生は、このように伝えています。
「療育は特別な場所で行う、特別な支援ではない。」
「誰にでもできる支援」
「一般的に言われている療育と保育の違いは
マンパワーだけ」
一般の幼稚園や保育園・学校などで
療育ができないわけではありません。
「自分たちが無理のない範囲で
できることを支援し続けること、
これこそが大事なポイントであると。」
そのような視点を、少しずつ
お伝えできたらと思っています。
子どもの行動には、意味がある!
子どもの行動には、必ず意味があります。
多動や癇癪、自分勝手にも、
「なぜ、この行動をするのか?」という
答えが存在しています。
大人は、その答えが分からないと、
不安で焦ります。逆に、その答えが
見えてくると、不安が軽減します。
なぜなら、具体的な対応策が
イメージできるようになるからです。
ですから、困った行動だけに
焦点を当てるのではなく、
本人のコンディションや発達特性の
分析が大切になってくるわけです。
対応策が上手くいかなかった時にも
誰かのせいや何かのせいにするのではなく
分析や対応策が合わなかっただけ。
改めて、分析し直し、
別の方法を試していけばよいのです!
さいごに
療育の最大の目的は、
「2次障害を起こさない事」です。
そして、療育は、子ども自身の為よりも、
むしろ、親や支援者の為のものと言われます。
ありのままの子どもを受け入れ
現在の発達特性により困る出来事に対し、
工夫と努力を行い、支援し続ける事で
子どもたちは、それぞれのペースで
成長をとげていきます。
「できない自分は、ダメな子」という
自己肯定感を下げる考え方を
持たせないためにも、
「子どもは1ミリも変えない」
というスタンスで、支援し続ける
療育内容を、学び実践してみませんか?
今後、各現場にて実践しやすい
情報や方法を、今後もお知らせしていきたいと
思いますので、参考にして頂けたら
幸いです。
〜こみゅばんばん〜
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