藤原里美先生のご著書
「マインドチェンジでうまくいく!
〜配慮が必要な子どもの発達支援〜」の
解説研修を受けました。
この書籍には、子どもと
温かな関係を育む20のヒントを
盛り込まれていますが、
今回は、私の心に響いた
5つに絞り込んでの解説まとめです!
子どもは1ミリも変えない
まず最初に、これまでの教育観・価値観
・自分基準を手放すことから始めて欲しい。
保護者や支援者は、時として
「○才レベルは、□□ができる」とか
「発達は、こうあるべき」などという
発想に陥りやすい。
子どもとの関係でうまくいかない時は、
できない部分ばかりに目を向け、
できるように頑張れ!と、必要以上に
ストレスを与え続けている状態が
原因かもしれない。
「みんな違って、みんないい」
多様性を尊重しよう。
ピンチは、チャンス
子どもとのやりとりにおいて
「○○は、ダメだ!」と注意しなくては
という状況がしばしば生じる。
こういう場面で大事にしたいのは
「子どものことを知るチャンス」
ということ。
「◯◯なんて、許せない」という思考より
「なぜ、こんなことをするのだろう?」という
分析ができるようになると、
子どものことを分かるようになり、
対応方法が見えてきて、尚且つ
子どもに信頼してもらえるようになる!
DOではなく、BE
「DO」は、◯◯ができるなどの行為に注目した状態。
「BE」は、ありのままの存在に注目する事。
要するに、
何かができるかどうかではなく、
ありのままの存在を大切にするということ。
「色々な事ができなくても、
あなたがいたら幸せ💓」
このマインドが持てるようになると
最強の支援者になれる!
誰も悪者にしない
「子どものために…」という思いは、
誰しもが持っている。
子どもが好ましくない行動をした時、
職員や保護者など、大人の行動についても
気になる事はある。
そのような大人は、対応方法を
知らないだけ。
そのような大人は、
アイデアが足りないだけ。
その人を悪者にしても、問題は解決しない。
「子どものために…」という思いは、みな同じ。
誰も悪者にせず、
どのようにすれば解決できる?
スタンスで臨むこと。
また、自分を責める人は、他人も責める
自分の心と身体をケアしながら
日々の子育て・支援にあたること。
支援を通した学びは、全ての人の理解につながる
子どもの行動が理想通りいかなくても
「この子には、この子の発達ペースや
方向がある」
配慮を必要とする子どもの支援は、
子どもの多様性を見極め、
発達について深く理解していくことが重要。
支援する自分自身も、子どもを取り巻く
全ての大人たちの多様性も尊重することで、
支え合う事が実感できるようになる。
さいごに
「◯◯ができる。◯◯が分かる。」など
知識・技術・才能の向上は
素晴らしい事だと思います。
ただし、子どもたちの心を傷つけない
温かく見守るマインドを
ブレずに持ち続けておくことで、
前に進めるのだと思いました。
多様な特性を持つ子どもたちが
愛される存在となるために、
私たち支援者が、
どのようにサポートしていけば良いのか、引き続き
学んでいきたいと思います!
〜学生の方々へ〜
今年の夏、事業所に実習生が来てくれました。
私が学生さんにお伝えしたかったのは、
知識やスキルの前に
人としての「在り方」です。
どんなに、知識やスキルを持っていたとしても
支援者のマインドがカラカラの時は、
スムーズにいかないということ。
そのためにも自分の心と体をケアして
自分で動いて体感し、自分の心に
「今の対応でよかった?」
振り返りながら、少しずつ
ゴールに向かって進んで欲しいと
思いました。
たくさん、経験して失敗して
自分なりのうまくいく方法を
探ってみてくださいませ。
最後まで、お読み頂きありがとうございました!
〜こみゅばんばん〜
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