野口嘉則先生第10回目のオンライン塾テーマは、
『幸せな人間関係を築くために』です。
実は、
① 男女間における脳の違いや
② 自己重要感を満たすことを把握し
考え動いていく事が、
人間関係を築いていく上で、
最も重要な事だったのです。
それらの要点と追記情報を合わせて
まとめてみました。
自分の意見や考えを押し付けない!
①相手を自分と同じ考え方にさせようとするのではなく、相手の感じ方や考え方を尊重し、お互いの考え方や感じ方が違うことを認めた上で、お互いが満足できる方法を探すこと!
→「自分と相手は、違うんだぁ」と、まずそこを認める。
→「お互いの気持ちを満たす方法は、何だろう?」と探る。
*この点を十分に理解し、関係を築いていけるのが
成熟した大人の関係とされています。
とは言うものの、私たちは、つい
外圧的に相手を変えようとしがち。
自分の正しさを主張し、
相手の間違いを指摘し、
相手を変えようとする。
この外圧的な方法は、一時的に、相手が変わったように
見えることもあるが、長い目でみると
逆効果である事が分かっています。
これは、「心理的リアクタンス」という
心理原則から生じています。
「人は、他者によって変えられたくない!」
「自分の行動を、自分で自由に選択して決めたい!」
このような心理原則があるからこそ、
自分にとって最適な提案であったとしても
相手から「◯◯した方がいい!」と押しつけられると
無意識のうちに、抵抗が働く作用が生じるものなのです。
*妻が夫に対して、従順であればある程、
中長期的にみれば、関係は悪化していくという
データが発表されている。(バンコムの研究より)
*同じく、親の言いつけを従順に守る子ども
親にとって都合よく素直に聞き入れる子どもも、
思春期以降に、親子関係が悪化しやすいと
言われています。
(加藤諦三氏「人生の悲劇は良い子に始まる」)
夫婦関係においても、親子関係においても
どちらかが、相手に対して従順になることで
関係が悪化することを、知っておくことが大事なのです。
正しさを押しつけることの弊害
自分が長年培ってきた
自分特有のさまざまな思い込みから、
「○○すべき!」
「○○した方がいい!」などと、
人はジャッジして押しつけようとします。
この正しさを主張し続けることが、
戦いを勃発することにつながるのです。
100人いたら、100通りの正しさが存在します。
国と国との戦争も、お互いの正しさを
主張する事から、生じているのです。
「普通は、こう考えるものだ」
「このような考えが常識だ」
「どう考えても、相手が間違っている」
などという考え方は、
要注意の発想であることを
心に留めておきましょう。
ポイントは、
正しさを語るのではなく、気持ちを語ること。
「自分は、安心したいから、こう考えた。」
「自分は、もっと自由でいたいから、こういう方法を取ろうと思った。」
満たさない方が良い欲求
ただし、相手の気持ちを落ち着かせるために、自分がその要求をのむのは❌
例)夫が妻のことが心配だと、妻がお菓子を食べるのをやめるようにいう。
例)高校生の我が子が、不安定となる進路を選ぶのをやめさせる。
その選択をすることにより、
実質的な影響を受けるのは誰か?を
心得て、関わること。
親の心配を解消する為に、
安定した進路に行きなさい。と言う親の発想は
子どもの境界線に踏み込んだ
過干渉と言える。
相手の自己重要感を満たすこと
自己重要感とは
「自分は価値ある重要な存在である」
「自分のことを大切にされている」
という感覚のことを言います。
相手の自己重要感を満たすということは、
相手が「自分は大切にされている💓」と
感じることを、たくさんしてあげること。
コレが、お互いに与え続ける事ができると
とてもハッピーな関係でいられる。
【ポイント】
自分から相手の自己重要感を満たす為に根気強く与えること。
コレをやり始めて、根気強く継続できるかが鍵であり、
相手の重要感が満たされ、溢れてくると
その幸せな感情が、やがて
自分に返ってくるようになる法則がある。
毎日、顔をあわすパートナーや子どもたちにも
根気強く自己重要感を満たす必要があるが、
この残高、たまにではなく、毎日コツコツが
大事である。
身近な存在だからこそ、残高が赤字に
ならないように
関わる事が大事!
相手の自己重要感を満たす働きかけは?
・優しくご機嫌でいること
・ 言葉がけ(挨拶や感謝や労いの言葉など)
・ 共感的な言葉(残念だったね、辛かったね)
・ 提案するのではなく、相手の話を遮らずに聞く
・ 雑談に付き合う
・ 誕生日は記念日を祝う
・スキンシップなど
上記のような内容が充実していると、
円滑な生活が進んでくる。
ただし、男性脳と女性脳は構造が少し異なる。
男性の右派、上記の内容をいちいち、気にかけずに
行動する傾向が言われる。
一方の女性脳は、
「寂しかった」
「聞いて共感して欲しかった」などとの
思いを生じる事が多いとのこと。
人の心は、物質的な物で満たされるわけではない。
心と心の触れ合いを大切にすること。
お互いが、お互いのことを考えて
関心を寄せ、関わり続ける事が大事。
さいごに
野口嘉則先生の心理学を学び始めてから、
気持ちや感情をないがしろにしてはいけない
という事が、少しずつ分かってきた気がします。
ネガティブな感情も無理に押し込まず、
認めて労い感謝していくことで
穏やかな心持ちになれるのは
本当だなぁと感じています。
他人と関わる際に、
これまでの自分の知識や経験から
「◯◯した方がいい」という思考に
なりがちだけど。
その前に、相手の考えも尊重してから
自分たちが一番大切にしたい
根っこを確認できると
答えは開けてくるのかも?という
心境です。全ての事象には、意味がある
うまくいかなかったのは、
次の経験の際の肥やしにすれば
充実できると思い、今日も
楽しい1日にしたいと思った私でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました✨
〜こみゅばんばん〜
コメント