NPO法人支援機器普及促進協会の高松崇先生に、オンラインでケース相談に応じて頂きました!
何よりも、大切なポイントは
「自宅と学校と事業所との連携」で、子どもが過ごす空間の各場所で共通して同じルールで
使えるか否かということです。
ご家庭や学校で、「あー」という発声と手伸ばしで、「アレが欲しいのね」と察し応じてあげる。
事業所では、タブレットを用いてコミュニケーションを行う。
それぞれの場所で使い方が異なると、コミュニケーションツールとして使いづらくなります。
この「連携してルールの徹底を行う」事が難しいと感じています。
タブレットで、コミュニケーションする際のポイント
1、 無理強いをしない
2、タブレットでコミュニケーションすることの楽しさ便利さを知ってもらう
3、コミュニケーション用のタブレットと娯楽用のタブレットは使い分ける(知的に重度でこだわりの強いケースほど気をつける)
4、子どもたちにさせたい事ではなく、子どもたちがしたい内容から始める
5、発達がスローな場合、手先の使いもぎこちないことが多いので、iPadなど大きめの物を活用する
さいごに
普段からiPadを活用していたHくんのお話です。
iPad操作はとても上手なのですが、コミュニケーションツールとしての使いがいまひとつでした。
ある時、体調を崩し入院となったHくんは、初めて母子分離を経験する事となりました。
自分の思いをどうにか伝えなければと思ったHくん、保護者不在の中でiPadを活用して自分の気持ちを伝える事ができました!とお母様から嬉しいご報告を頂きました。
改めて、環境面の大切さを実感させられました。
〜こみゅばんばん〜
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