『テキトー母さんのすすめ』

テキトー母さん 本の紹介

自閉症のお子さんを子育てされている立石美津子さんは、書籍やblog「ちょっと聞いてよ」などで、発達障害にまつわる多くの情報を発信されています。今回は、「〜1人でできる子が育つ〜テキトー母さんのすすめ」のまとめと感想です。

わがままに踊らされない

・泣いたらお菓子やおもちゃを買って与えると、泣いて訴えれば要求が叶うと学習してしまう。

関わる大人が、一定の関わり方を守る。(母は買わないが、祖母は買ってあげるなどは混乱する)

・わがままを我慢できた時にも、しっかり褒める。

・「わがまま」と「こだわり」の違いのヒントは泣き方や表情の違いにある。

・「こだわり」はそうしないと気が済まない発達特性なので、可能な範囲で尊重してあげる。

障害は、不便だが「不幸」ではない

・世の中は、健常者に生活しやすいように作られている。その分、障害を有する人にとって、不便なことがしばしばある。

「障害」という言葉に気を遣い、文字だけを変えても本質は変わらない。

理解・障害のない人の中で生きる事自体が、不幸なことになる。

子どもにとって不幸なのは、親から自分を受け入れてもらえないこと。

・「健常児と同じようになって欲しいという思い」は、子どもにとってはありのままを否定されている事になりかねない。とは言っても、「比べる病」はなかなか消えないのも事実。

自分の子どもの特性にあった関わり方を考え、本人のペースを尊重する

子育てで自分を犠牲にしない

・どれほど子どもを愛していても、聖母マリア様にはなれない。

・何度言っても、同じ事をする我が子に無力感を感じたり、イラッとなることは自然なこと。

疲れや苛立ちがピークにきた時は、子どもを変えようとせずに、自分をかえてみる。
(耳栓を使う、アイマスク、子どもから一旦距離をおく、アロマをたく、好きな音楽を聞く)

最後に

「テキトーな子育ては、投げやりな子育てではない!!」

「東大読書」的に療育本に関する共通情報をまとめると

できる事を増やすことに固執しない!

失敗は全て学び!

周りに愛される子どもとして育て、家族以外のサポーターを増やす!

完璧な親になることを諦める!保護者が無理し過ぎない!

どんな子どもであっても、あなたが大事という「心」を育てる!

以上は、療育・子育て関連書籍で、何度もよく見かけるコメントです。

きっとそれだけ子育てをする上で、おさえておくべき大切なポイントなのだと思います。

焦らず少しずつ…。

〜こみゅばんばん〜

参考書籍:1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ

著者:立石美津子

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