『こだわりについて』

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 私が療育現場に入った当初から、こだわり=エネルギーの源と教わりました。くるくる回ったり、ぴょんぴょん飛び跳ねたり、一見、困った行動のように見えるその行動が、実は彼らの頭をスッキリさせたり、落ち着かせたりします。他のお子さんと異なる行動だからといって、無理にやめさせようとせずにお互いに折り合っていくことが大切です。以前のblog記事でもご紹介させて頂いた「我、自閉症に生まれて」の中でも、テンプル・グランディンさんが、幼い子どもがくるくる回っている様子を見て、「やめさせないで!」と主張されていたのは、そういう理由からです。コンディションによっては、そのこだわり行動が強くなることもありますし、一つのこだわり行動が終わったかと思うと、新しいこだわり行動が始まったりもします。そのような時は、彼らの表現方法の一種として捉えてあげることで理解が進みやすくなることがあります。

<例>
・同じ手順、スケジュールにこだわる
・物を一列に並べたり、置き方にこだわる
・特定の持ち物を持ちたがる
・特定の衣服を着たがる
・回ったり、跳んだり、同じ動きを繰り返すetc

 ただし、こだわる事により集団生活で支障が生じる場合もあります。
こだわりを問題行動として捉えない」という考え方がポイントです。集団場面で支障が生じる内容に関しては、少しずつ折り合っていくことです。口頭でで伝わるお子さんには、早めに予定の変更を伝えたり、ことばで伝わりづらいお子さんには写真やイラストなどで予定の変更が生じていることを伝えるなどの工夫をしてみましょう。

参考書籍「自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本」監修:田中哲、藤原里美

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