『子ども同士の喧嘩について』

子ども同士の喧嘩 野口嘉則

 今回は、野口嘉則先生より、

子ども同士の喧嘩について、心理学的観点

からのポイントを、学ばせて頂く機会が

ありましたので、その情報を

シェアさせて頂きます。

子どもの喧嘩

「喧嘩=ダメなもの」と考えていませんか?

野口嘉則先生は、喧嘩こそ、

感情のコントロールを学ぶ為に、

また、問題解決能力を高める為に

必要なプロセス(過程)だと言われます。

喧嘩が起こった際には、極力

すぐに介入するのではなく、

まずは見守ってみてほしいと。

大人が介入するタイミングとしては、

一方が圧倒的に、不利な状態に

すかさず間に入る事を

言われていました。

喧嘩をした時に、大人がやらない方が良い事

ちらが悪い」と親や大人が裁くこと

喧嘩の際は、どちらにもそれぞれの

言い分いいぶんがあります。ですから、大人が

「あなたの方が悪い!」とジャッジして

しまうことで、わだかまりを

生じかねないとのことです。

謝罪を強要すること

心から謝りたいと思った時の

「ごめんなさい」は、相手にも

その思いが伝わりす。

一方で、強要された謝罪は、良い効果が

ないことが実証されています。

大人同士でも同じで、

「あなたが悪いのだから、謝りなさい」と

言われて、心の底から謝罪したく

なるかと言われたら、…。

心からのごめんなさいが

出てきづらいのは、確かに理解できます。

攻撃言葉を取り上げ

「クソ」「バカ」「アホ」など、

口喧嘩でよく使われるこれらの言葉。

使っては、ダメだと注意されると

どうなるのか?と言うと、

口喧嘩できないのであれば、

手足で喧嘩するしかないと

体を張っての喧嘩に発展しやすく

なるのだそうです。

上の子だからと、我慢をさせる

「あなたは、お兄ちゃんだから」

「あなたは、お姉ちゃんでしょ」と

たまたま、年上で生まれたことを理由に

我慢を強いられると、これも

イライラやモヤモヤが生じやすくなります。

必要以上に、喧嘩が増えてしまう条件とは?

家庭が安心・安全で居心地の良い空間が

確保できない。

→特に、両親の不仲などがあると、

子どもは、肌感覚で察知して、

兄弟喧嘩や友達同士の喧嘩に

発展しやすいことが言われます。

自分は親に愛されているという感覚が

得られにくい。

→子どもは、親に支えられての

生物です。親にとって、自分は

特別な存在なのだ!という感覚が持てると

ほっと安心することができます。

その為にも、日頃から、褒めたりするのではなく、

「○○してるね」と現在の出来事を

肯定した声かけを行うだけで、

子どもは安心して、心満たされ

過ごす事ができるのです。

さいごに

 喧嘩の際に、大人がやらない方が良い事、

「あなたは、いくつ該当しましたか?」

私は、3つもありましたよぉ〜^^;

これから、少しずつ思い込みを修正して

子どもたちの不平等感を、徐々に

減らしていけたらと思いました。

子どもは言っていることではなく、

大人がやっている事から影響を受ける」と

言われます。

口で立派な事を伝えたとしても、

その思いは伝わりづらく、むしろ

親や大人がやっている行動こそが

真似する対象となる事を知りました。

「言うは易し、行うは難し」でもある

実践が多いかもしれませんね。

無理のない範囲で、コレやってみようと

思えるところから、お試し頂けたらと

思います。

今日も、最後までお読み頂き

ありがとうございました。

〜こみゅばんばん〜

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