今回は、野口嘉則先生より、
子ども同士の喧嘩について、心理学的観点
からのポイントを、学ばせて頂く機会が
ありましたので、その情報を
シェアさせて頂きます。
子どもの喧嘩
「喧嘩=ダメなもの」と考えていませんか?
野口嘉則先生は、喧嘩こそ、
感情のコントロールを学ぶ為に、
また、問題解決能力を高める為に
必要なプロセス(過程)だと言われます。
喧嘩が起こった際には、極力
すぐに介入するのではなく、
まずは見守ってみてほしいと。
大人が介入するタイミングとしては、
一方が圧倒的に、不利な状態に
すかさず間に入る事を
言われていました。
喧嘩をした時に、大人がやらない方が良い事
❶ 「どちらが悪い」と親や大人が裁くこと
→喧嘩の際は、どちらにもそれぞれの
言い分があります。ですから、大人が
「あなたの方が悪い!」とジャッジして
しまうことで、わだかまりを
生じかねないとのことです。
❷ 謝罪を強要すること
心から謝りたいと思った時の
「ごめんなさい」は、相手にも
その思いが伝わります。
一方で、強要された謝罪は、良い効果が
ないことが実証されています。
大人同士でも同じで、
「あなたが悪いのだから、謝りなさい」と
言われて、心の底から謝罪したく
なるかと言われたら、…。
心からのごめんなさいが
出てきづらいのは、確かに理解できます。
❸ 攻撃言葉を取り上げる
「クソ」「バカ」「アホ」など、
口喧嘩でよく使われるこれらの言葉。
使っては、ダメだと注意されると
どうなるのか?と言うと、
口喧嘩できないのであれば、
手足で喧嘩するしかないと
体を張っての喧嘩に発展しやすく
なるのだそうです。
❹ 上の子だからと、我慢をさせる
「あなたは、お兄ちゃんだから」
「あなたは、お姉ちゃんでしょ」と
たまたま、年上で生まれたことを理由に
我慢を強いられると、これも
イライラやモヤモヤが生じやすくなります。
必要以上に、喧嘩が増えてしまう条件とは?
① 家庭が安心・安全で居心地の良い空間が
確保できない。
→特に、両親の不仲などがあると、
子どもは、肌感覚で察知して、
兄弟喧嘩や友達同士の喧嘩に
発展しやすいことが言われます。
② 自分は親に愛されているという感覚が
得られにくい。
→子どもは、親に支えられての
生物です。親にとって、自分は
特別な存在なのだ!という感覚が持てると
ほっと安心することができます。
その為にも、日頃から、褒めたりするのではなく、
「○○してるね」と現在の出来事を
肯定した声かけを行うだけで、
子どもは安心して、心満たされ
過ごす事ができるのです。
さいごに
喧嘩の際に、大人がやらない方が良い事、
「あなたは、いくつ該当しましたか?」
私は、3つもありましたよぉ〜^^;
これから、少しずつ思い込みを修正して
子どもたちの不平等感を、徐々に
減らしていけたらと思いました。
「子どもは言っていることではなく、
大人がやっている事から影響を受ける」と
言われます。
口で立派な事を伝えたとしても、
その思いは伝わりづらく、むしろ
親や大人がやっている行動こそが
真似する対象となる事を知りました。
「言うは易し、行うは難し」でもある
実践が多いかもしれませんね。
無理のない範囲で、コレやってみようと
思えるところから、お試し頂けたらと
思います。
今日も、最後までお読み頂き
ありがとうございました。
〜こみゅばんばん〜
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