保育所や幼稚園における教育内容で「3本柱と5領域」と呼ばれるものがあります。これらを意識して遊びに取り組み、活動を計画することで、子どもの総合的な学びにつなげていくとされています。中川信子先生のオンライン講義でもこれらキーワードを用いて説明があり、乳幼児をサポートする際に必要な知識だと感じたので、まとめてみました。
3本柱とは
・知識及び技能の基礎:「分かる、知っている、見つける」
・思考力、判断力、表現力等の基礎:「なぜだろう?、こうかなぁ?」
・学びに向かう力、人間性等=非認知力「面白そう、やってみたい、やり抜く」
*これら3本柱は、個々にばらばらで伸びるものではなく、相互に絡み合うように一体となって伸びていくものなのです!
下図は「さあ、子どもたちの「未来」を話しませんか」より
5領域とは
・環境:五感を使い感じる、周囲の環境に興味を持って生活する力を育む
・健康:生活リズムを整える、食事、排泄の自立、体を動かし外で遊ぶなどの健康面を育む
・言葉:相手の言葉をきき、自分なりに表現できるようにする力を育む
・人間関係:人と支え合って生きるために、人と関わる力を育む
・表現:創造性を養い、自分なりに表現する力を育む
以上が3本柱と5領域です。これらを意識して、保育園や学校などで指導案が組みこまれている現実を、オンライン講義を受けるまで把握していませんでした。幼児教育から高校まで一貫した目標があり、それらの内容を保護者の方々にも周知していただく必要があると感じました。多忙な保護者の方々にわざわざ集まっていただき説明の機会を設けることはなかなか難しいとも思います。そんな時は、しろやぎ保育書房さん解説動画(YouTube動画「汐見稔幸さん 新指針・新要領が語る、保育の未来」)で、家事をこなしつつお聞きになられても良いかもです!
参考文献「保育所保育指針解説」「日本の幼児教育は、どう変わるのか?」
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