以前にも書籍にて学び直した際に、「ペアレントトレーニング」についてblog記事をアップさせていただきました。今回はオンライン研修で、ラヴィータ研究所所長 米田和子先生の講義を受講しましたので、数回に分けて講義内容のポイントをまとめてみようと思います。
ペアトレの前に
ペアトレを実践していくにあたり、保護者や支援者の皆さんに共通して言える事は、お子様との信頼関係が必要不可欠だということです。学ばれる皆さんが勘違いされやすいのが、ハウツーの方法を教えてもらえばどうにかなると思われている誤解です。ペアトレは、子どもを変えようとするのではなく、分析を通して子どもに接する保護者や支援者の関わり方を変える事で、不適応行動を減らす方法です。
この方法をやれば、問題が解決するではなく、接する側の心(マインド)のあり方をまず最初に変えていく必要があります。要するに、知識やスキルよりもマインドが一番ということです。
私は、あなたの事をこんなに信じています!愛おしいと思っています!などの深い愛情を持って、接していく中で信頼関係が築かれていくことを忘れてはなりません。
そんな事は分かっていると思われている方も、是非取り組まれる前に意識して頂きたい「知識やスキルよりもマインド」の大前提をまとめとさせて頂きました。米田先生の講義の中でも、この事をまず最初に心に留めておいてほしいとおっしゃられていた事でしたので。
次回以降に、実際のトレーニング内容をご紹介していこうと思います。
参考文献:「発達障がいの子どもを元気に育てるペアレントトレーニングと地域支援」編著:米田和子
参考資料:Web講演会「大人が変わることで子どもが変わるその方法」講師:米田和子
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