令和3年4月より、北九州の全ての小学校で「特別支援教室(校内通級)」がスタートしています。これまで、通級による指導を受けるためには、在籍校(子どもが毎日通う学校)から通級指導教室を設置している学校に通う必要がありました。これからは特別支援教室拠点校から通級指導担当教員が各校を訪問(巡回指導)することで、児童は自分の学校にいながら「通級指導」を受けることができるようになります。これを「校内通級」と言います。
中学校では、浅川中学校(八幡西区)、思永中学校(小倉北区)、志徳中学校(小倉南区)の3校で特別支援教室を実施しています。必要に応じて、個別の学習支援のために、遠隔授業システムを導入しています。
*遠隔授業とは、通常の学級での授業をWebカメラで撮影し、校内LANを経由して特別支援教室内のパソコンにて視聴する学習形態のこと。このことで、他校への移動が不要となるため、児童が授業を抜ける時間が最小限になります。また、保護者による送迎負担がなくなります。
通級指導を受けたい時は?
「通級による指導の相談会」に申し込み、検査・面談などの審査を経て、指導を受けることが適切と判断されると、利用することができます。希望すれば、皆が受けられるというわけではありません。対象は、小学校・中学校の通常学級に在籍する言語障害、難聴、情緒障害、LD・ADHD、弱視のある児童生徒のうち、通常学級での授業に概ね参加でき、一部特別な指導を必要とする場合です。通級による指導を検討される場合は、まず学校にご相談ください。
ちなみに、申込締切は8月末日で、利用は次年度からとなりますので、ご注意を!!
参照:特別支援教育だより
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